知らないと進めない?釧路独自の交通ルールを徹底検証!~五叉路編・城山~

前回、釧路市内の最難所ともいわれる幣舞ロータリーを解説しました。今回も道警釧路方面本部交通課の協力のもと、次なる難関、「城山五叉路」について検証してみたいと思います。
行きたい方向に行けない「城山五叉路」
市立病院側から進んできたのに、湖陵高校方面に行けない…
城山から上がってきたけど、コーチャンフォー釧路店へはどう行けば?
この道って直進?左折?どっち!
初めて通る人が戸惑いやすいポイントです。
前に車がいればなんとなく着いて行くことができますが、自分が先頭車両になった時はもうパニックです。 信号はあれど、標識はあれど、この五叉路に横たわっているのは「ローカルルール」という道交法とは異なる地元ならではの慣行的な走り方。このルールをある程度知っていないと、突然隣に詰められたり(一車線なのに!)、曲がろうと思っても自分が割り込みになっていたりと複雑な交差点です。
市立病院から来た場合
一車線ですが、信号手前で少し拡幅されたポケットがあり、右折(春採方面)の車が多く並びます。

春採方面・コーチャンフォーへ行きたい
上記の通りここは「右折」になります。 右寄りで走り、30メートル手前からウインカーを出し、対向車・歩行者に気を付けながら通常の右折をします。
城山、久寿里橋方面に行きたい
こちらは「左折」です。
あらかじめウインカーを上げ、歩行者に気を付けて通常の左折で進んでください。
北陽高校方面へ行きたい
こちらは「直進」です。
右折車がいますので、左側から進みます。ウインカーは上げません。
工業・湖陵高校方面に行きたい
ローカルルールが発動します。
車線の左側に寄って右折車をかわしながら直進、交差点内で右ウインカーを出して道路に進みます。 この場所での右側待機の車は春採方面へ行く右折車がほとんど。左折(城山)、直進(北陽)、交差点を越えてからの右折車(工業・湖陵)は左側に並んでおきましょう。
合図の開始時期については、道路交通法施行令第21条第1項で、次のとおり定められています。
右折、左折の合図は、その行為をしようとする地点又は交差点の手前の側端から30メートル手前の地点に達したとき。
法律で定められた通りに走るなら、どちらも右折になりますので交差点に進入する前からウインカーを出すことになります。 しかし、ここの交差点ではそれを行うと、右折車を避けるために追い越す車と一触即発になりかねません。

そこでこのローカルルールが発動するのです。
北陽高校側から下りて来た場合

メインの通りではないからか、交通量は多くない道路です。
城山に行くには右に寄り、あらかじめ右ウインカーを出して右折態勢に入ります。
工業・湖陵方面に行くには左折、市立病院方面に行くにはそのまま直進で進みます。
コーチャンフォー方面に行く場合は左側から交差点内で左ウインカーを出します。
城山・久寿里橋から来た場合

ここは進行禁止の標識があり、右折ができません。市立病院へ向かいたい方は違うルートを確保してください。
そして、ここの道路のみ車線の分離線があるので難易度は低めです。
左折で北陽高校方面に行くか、
直進で工業・湖陵方面に行くか、
右折で春採・コーチャンフォー方面に行くか。
この3択です。 車線の矢印に右の表示はありませんが、春採方面へ行く車は交差点に入る前から右ウインカーを出しているケースがほとんどです。
春採側から来た場合

さて次は春採・コーチャンフォー側から上って来たケースです。
ここは矢印付きの赤信号が登場し、慣れていない人にとっては難所であろうと思われます。
左方優先になりますので、市立病院方面や城山方面に行く方は左側の車線に進み、信号の通りに走ります。実際現地で観察してみたところ、城山に向かう車のウインカー率は半々、といったところでした。 矢印付きの赤信号の間、右側にいる車は進めません。青信号に変わってから右折(工業・湖陵)もしくは直進(北陽)することになります。

工業・湖陵高校方面から来た場合
最後に、工業や湖陵高校側から来た場合を見てみましょう。 城山方面への道は見た目にストレート(直進)ですので、通常の交差点と同じように走ります。

コーチャンフォーや市立病院側に行く場合は、実際現地で観察してみたところ、どちらも交差点前から左ウインカーを付けている車がほとんどでした。このルートが唯一「交差点に入ってからウインカーを出す」ルールがないようです。 今までとは逆に、「直進じゃないですよ」という合図にも思えます。
五叉路をスムーズに走るために重要なのは、「どの方向に進むか」を事前に決め、車線を早めに確保することです。
交差点では進入後に進路を変えようとすると、割り込みや急な車線変更につながりやすく、事故やトラブルの原因になります。
このローカルルールを覚えてしまえば、城山五叉路はもう怖くない!




