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公開:2026/08/03

ごめの目かけっこクラブ②~湿原マラソンから、道マラへ

30㌔、お疲れ様でした―。
8月1日午後4時、釧路町の別保公園に集まったラン友の会「ごめの目かけっこクラブ」のメンバー同士が、第54回釧路湿原マラソン(7月26日、釧路市など主催)について報告し合い、お互いの力走をたたえ合った。

釧路湿原マラソンの余韻もほどほどに駆け出す「ごめの目かけっこクラブ」

新メンバー加入

2度目の全体練習には、サヨさんの声掛けで、新メンバー1人が加入した。

会員番号3番のヤンさん(31)。

韓国・ソウル出身の男性社会人で、来釧2年目にしてランニング歴も2年目。長身を生かしたゆったりとしたフォームで疲れを見せず、ひょうひょうと走る。
釧路湿原マラソン(30㌔)には2年連続で挑み、前回は2時間58分41秒、今回は少し遅れて3時間34秒だった。
フルマラソン完走を目標としており、8月30日に札幌市内で行われる北海道マラソンにもエントリー済み。
「30㌔以降は未知の世界。楽しみな半面、ちょっと恐いです」と話している。

湿原マラソンを振り返る

湿原マラソンの振り返りでは、YOUさんの初挑戦での完走に話題が集中。30㌔を3時間18分31秒でゴールし、喝采を浴びた。
本人は「3時間15分を切りたかったが、足が残っていなかった」と悔しがるが、10㌔、20㌔のラップタイムは1時間5分台で狙い通り。
残り10㌔も1時間7分前半で粘って大崩れせず、ゴールテープを駆け抜けた。

今回、コーチ役に徹したサヨさんは「YOUさんが初戦で、しっかりラップを刻めたのは素晴らしい。月末の北海道マラソンも大丈夫です」と太鼓判を押した。
一方、ヤンさんと編集部山本は、20㌔までは55分前後のラップを保てたが、残り10㌔で失速。サヨさんは「フルマラソンは一般的に、35㌔地点からが勝負。残り1カ月弱で足を作っていきましょう」と穏やかに語った。

坂道ダッシュの特訓

夏末のうろこ雲の下、湿原マラソンを振り返りながら、気持ちよくジョギング

この日は、うろこ雲から青空が見える好天の下、3部構成での練習となった。
地産地消センター「ロ・バザール」を出発し釧路町保健福祉センター「あいぱーる」手前で折り返す約4㌔コースをジョギングした後、園内の遊歩道と国道沿いを組み合わせた1.2㌔コースを5分30秒で駆け抜けるペース走を3本行った。
メインイベントは、同園東側の町道に移動しての坂道ダッシュ。250㍍を5本。
サヨさんは「脚の使い方がよくなり、心肺への刺激が短時間でかけられます。きついけど、フルマラソン完走のために」と心を鬼にして督励、先頭を切って走り出した。

思いがけない特訓開始に面食らったメンバーだったが、指示通り1本目は全力疾走し、残り4本はできる限りの負荷を掛けて、歩を進めた。

坂道ダッシュのゴール地点でうつむくメンバー。ゆっくり下って「さぁ、もう1本!」

YOUさんは「人生でこんなに息切れしたことはない」とつらい表情を浮かべると、ヤンさんも「若い頃の兵役を思い出しました」と肩で息をした。
初心者としては、相当苦しいはずの合計10㌔のメニューだったが、それでもメンバー全員で取り組んだ達成感からか、笑顔の輪が広がった。

道マラ目指した本気の部活動

北海道マラソンまで、1カ月を切った。レース本番1週間前までに、各自200㌔を走り貯めることを確認して散会した。

「ごめの目かけっこクラブ」のメンバーは、いかに準備し、いかにフルマラソンに臨むのか。楽しい中にも本気の“部活”を展開している。
(編集部:山本雅之)


◇フィールドデータ

  •  ▽場所 別保公園
  •  ▽住所 釧路町別保原野南24線
  •  ▽距離 1.2㌔(園内遊歩道、国道44号歩道)
  •  ▽利用料 無料
  •  ▽電話 釧路町道路河川課施設係(0154-65-7931)、釧路町地産地消センター「ロ・バザール」(0154-62-2216)
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