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公開:2026/02/03 更新:2026/06/01

初心者は高確率で直進してしまう?釧路独自の交通ルールを徹底検証!~五叉路編・春日町~

幣舞ロータリー、城山五叉路に続く釧路ローカルルールシリーズ第3弾は、春日町五叉路。前2回と比べれば難易度は高くありませんが、厄介な落とし穴が潜む場所です。

■一体何が正しいの?釧路独自の交通ルールを徹底解剖!~幣舞ロータリー編~

■知らないと進めない?釧路独自の交通ルールを徹底検証!~五叉路編・城山~

禁止方向を示す標識に気づいた時には、もう交差点は目前。行きたい方向から逸れてしまうケースが後を絶ちません。しかしこの交差点の難所は、それだけではないのです。標識には書かれていない「暗黙のルール」が、もうひとつ潜んでいます。

今回も道警釧路方面本部交通課の協力のもと、春日町の五叉路をひもといていきたいと思います。

春日町五叉路の走り方

春日町五叉路は、東北海道病院や北中学校の近くに位置し、鉄北幹線通・三共通・宝橋通が交わる交差点です。ぱっと見で通れる方向が分かりにくく、地元ドライバーでも苦手と言われることが多いポイントです。
最たる嘆きは「指定方向外進行禁止」の標識がある道路が2本もあること。知らずに通った時に「行けないんかーい!」というツッコミが数多く飛び交う場所でもあります。

オレンジの方向には「行けない」のでご注意を

東北海道病院側から来る場合、北中学校方面に右折はできません。 三共通(ラーメン夏堀やかわなべがある通り)から来る場合、北中方面と東北海道病院方面の2方向に右折ができません。特に後者のケースは事前に知っておかないと、あらぬ方向に流されていきますのでご注意ください。

暗黙の左折専用レーン

次に、釧路で最も「暗黙の了解」色の強いポイントを紹介します。

それは宝橋通を東北海道病院側から来て、そのまま跨線橋へ向かう場合。2車線ではありませんが、直進車は「右に寄り」ましょう。
そう、ここは右折が禁止されている道路。北中方面へは進入禁止なので、直進車はほぼ右側を走行することになるのです。

左側は三共通へ行く左折車と、駅裏通へ行くもうひとつの左折車がほとんどです。そのため直進車は右側に寄って左折車をかわす形で走ります。

左側から直進すると…

もちろん左折専用の印はありませんので、左側から直進することはできます。跨線橋の左側に行きたい場合は左側に寄って直進する、これが正規の方法ではありますが、通用しないのがローカルルール。左側から直進すると、右側からの直進車の進路を妨害することになりかねません。時にはクラクションを鳴らされることもあり、鳴らされた側にしてみれば「どうして!」と理由が分からず混乱します。

右に寄って直進するのが暗黙のルール。左から直進するとクラクションを鳴らされることも

ここも定番の釧路ルールである「左折(三共通)は事前にウインカー、斜め左折(駅裏通)は交差点内に入ってからウインカー走行」が発動しますので、右から来る車は、左側にいる車が直進で来るという認識が薄いのです。

直進するドライバーさんは左から直進車が来る可能性もあることを念頭に、サイドミラーで確認しながら走行してください。

実際に交通課の担当者に話を聞くと、この場所に限りませんが、道路の走り方について地域住民からの苦情と、釧路を初めて訪れた人や新規居住者からの問い合わせは多いそうです。

地域住民からすれば「ルールを守らないドライバーがいる」という苦情になり、初めての人は当然「どう走ればいいのか」という戸惑いになり、それぞれの言い分はどちらにも決着がつけがたいものでもあります。

なぜローカルルールは生まれるのでしょうか。

道路の広さや交通量は地域によって違うので、人はその場その場で走りやすい方法を自然と見つけていきます。繰り返しその走り方が重なるうちに、地域ならではの運転の習慣として根付いていきます。

また、法律をあまりにも厳格に守ろうとすると、周りの車の流れとズレてしまい、かえって事故が起きやすくなるという逆説的な状況が生じます。 地域独自の交通ローカルルールは、生活道路が長い年月をかけて育ち、根付いている最適解なのではないでしょうか。

跨線橋の下りも気を付けて

釧路ガス方面から下りて来て、直進で東北海道病院方面へ行くドライバーの方にも、もうひとつ、ささやかな注意点があります。

それは、なるべく左側のレーンをキープしておくこと。

下りの先の信号は矢印付きの赤信号があり、左折と直進が優先されます。右側にいると右折車が待っていることが多いので、ご注意を。 なお、直進とはいうものの左ウインカーを上げたくなるカーブ具合ですが、ウインカーは不要です。
些細な注意点に見えるかもしれませんが、こうした細かな積み重ねが釧路の道をスムーズに走るコツでもあります。

跨線橋を下りる前に左側をキープ。矢印信号に注意

おわりに

春日町五叉路でつまずきやすいのは、決して難易度が高いからではなく、見た目と実際のルールが一致していないから、ということに尽きます。

行けそうに見えて行けない方向があったり、車線の見た目と実際の流れが異なっていたりと、初見では判断を誤りやすい要素が重なっています。

こうした場所では、あらかじめ行き先と動き方を把握しておくことが重要です。

ローカルルールを知っているかどうかで、戸惑う難所が普通の交差点に変わる——それが春日町五叉路の特徴ではないでしょうか。

釧路に慣れていない皆さんはローカルルールへのご理解を、そして地元ドライバーの皆さんは改めてここはローカルルールなんだという自覚を持って、注意しながら走ることを心掛けてください。

みんなが気を付けて譲り合うことが事故を防ぐ最大の対策です。 きょうも安全運転でいきましょう!


参考

今回の取材で実際に交通課の方々に話を聞く中で、こんな本の存在を知りました。
「普及版・道路交通法」です。

http://www.signal-net.co.jp/

教習所のテキストのように交通ルールが整理されており、条文だけでは分かりにくい部分も具体的に理解できる一冊となっています。
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ローカルルールを知ることも大事ですが、本来のルールを忘れていては本末転倒です。ぜひ一家に一冊常備しておきたいところです!

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