公開:2026/08/01 更新:2026/07/31

鉄オタの世界⑨「ボックスシート今昔」

釧網本線の釧路~塘路・川湯温泉を走る「くしろ湿原ノロッコ号」「ノロッコ川湯温泉号」は、現在の車両では今シーズン最後です。編成は合計4両で、展望客車と呼ばれる車両が3両、あと1両は一般客車です。

展望車両は、釧路湿原側がテーブルをはさんで3人ずつ座るボックスシートです。
湿原側と反対側は、窓に向かって真っすぐ座る2人掛けのベンチシートです。いずれも大きな窓から湿原から抜けてくる風が入り乗客に人気です。

ノロッコ号を代表する展望客車の車内

しかし、私を含めて鉄道ファンに人気なのが一般客車です。
この車両は4人掛けのボックスシートで、しかもシートの色が国鉄時代の流れをくむ青色です。
また、窓は左右の下方にあるクリップのフックをはずして上げるタイプです。この車両は昭和時代に走っていた普通列車や急行列車を彷彿させ、年配者にとって懐かしを感じさせます。

この4人掛けボックスシートは他に人が座っていない場合、1ボックスを独り占めできます。
そうすると、行儀が悪いかもしれませんが、靴を脱いで前の座席に足を放り投げます。足が伸ばせて楽ですし、この体勢で流れる車窓を〝ぼーっ〟と見ているのが至福の時間でした。

鉄道ファンに人気の一般車両の4人掛けボックスシート

最近、釧路地方にはH100という新型の電気式ディーゼルカーが席巻しています。大きな窓やエアコンが完備して快適な車両です。
うれしいことに、数は少ないのですが4人掛けボックスシートと2人掛けボックスシートがあります。

昭和時代に走っていた普通列車や急行列車は、背もたれと座面がほぼ〝直角〟でした。客車の中には背もたれがクッションではなく木製タイプもありました。
それに比べるとH100の座席は人間工学を取り入れた座席で、長時間乗っていても疲れません(私だけかもれませんが)。

H100は前の座席との間隔が広がりましたが・・・

ただ一つだけ、気になることがあります。H100に乗って、ボックス席に他にだれもいない場合、前の座席に靴を脱いで足を投げ出そうとすると、ギリギリで足が届く感じです。
座席と座席の間隔が広がると、それだけ前に座っている人との距離が保てるのはよいのですが、足を乗せるのに難儀するのはちょっと・・・。

これも昭和時代の短足胴長の体型が災いをしているのかもしれませんね。(鉄道大好きおじさん)

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