その他 蔵の記憶
公開:2026/03/15 更新:2026/04/27

伝えたい「蔵」の記憶(422)八まき・八寶園本店

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2022.7.11

 釧路市民の憩いの場・末広町は戦後の復興期、映画館、飲食店やパチンコなどの遊技場が軒を連ねる繁華街として市民生活に潤いを与えます。復興から発展期になると丸三鶴屋の新館完成、オリエンタルデパートのオープンなどより街並みが変化し、繁華街の中心となる飲食店も栄町、川上町への拡大が続き、飲食店の種類も多様化します。

 復興期、市民の末広町での飲食の楽しみは、特に「銀水」と「ばってん」のラーメンとトキワグリルのカレーライスが多くの市民に笑顔を与えていましたが、徐々に食料事情が改善されて、「イズミヤのスパゲティー」「餃子の娘娘(ニャンニャン)」「トンカツのきつ川」など多くの味自慢の飲食店が開店して家族も楽しむ釧路市民自慢の賑わいの繁華街になります。

八まき・八寶園本店

 写真は、末広町3丁目に昭和43年7月26日新築開店した「八まき・八寶園本店」です。同45年頃の店舗で店頭に中華八寶園の大きな看板と夏の賑わいを演出する吹き流しが見えます。八まき・八寶園本店は、1階が寿司、和食、鍋物。2階が中華料理ほか、お座敷で寿司と和食に中華料理を楽しめる賑わいの食事処です。

 末広町3丁目の八まき・八寶園本店の周りには、ラーメンの銀水、女性に人気の笛園、レストラン八千代、人気の末広、日活パチンコ、憩いの喫茶店くろんぼ、戦後の末広町の記憶を伝えるいなり小路などが軒を連ねます。昼夜とも活気溢れる繁華街です。

 八まき・八寶園本店は、末広町の戦後の記憶と活気あふれる繁華街の食事処として多くの市民に楽しい記憶を残しています。

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