その他 蔵の記憶
公開:2026/03/15 更新:2026/04/27

伝えたい「蔵」の記憶(429)変わる北大通

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2022.9.19

 「釧路の顔─北大通商店街は、昭和38年4月に始まった北大通都市改造により、店舗の改装増築、新築、高層ビル化などにより新しい近代的な商店街へ急速に生まれ変わろうとしている」。同44年11月29日の釧路新聞は、「苦悩する北大通」のタイトルで北大通商店街への期待と課題を報道しています。

北大通3丁目西側商店街

 戦前戦後の混乱期を乗り越えた商店街は変わり新しい時代を迎えます。写真は、昭和35年頃の北大通3丁目西側商店街で戦前戦後の苦難を乗り越えたアーケードが見える、改築前の土田呉服店とカワノ洋服店です。並びに、戦災を免れた店舗にみなとや呉服店、濱野薬局、明治靴店、堀内金物店などが軒を連ねています。

 昭和42年11月15日、和装と寝具の店マルカつちだと総合服飾専門店カワノの新店舗を落成します。新店舗は、減歩された土地を有効利用する為に、共同でビルを建設し売場面積を確保、外装を統一します。大正6年創業の呉服のマルカつちだと大正5年創業の洋服のカワノの老舗が新しい時代に挑戦します。 

 しかし、昭和42年オリエンタルデパート開店、同43年丸三鶴屋新館完成、同45年そうご開店。大型店舗と外来資本の参入により商店街の競争が激しさを増し、北大通商店街の商況が変化しますが、都市改造事業の進展により改装、高層化を競い近代的な商店街へ変わろうとしています。

 変わる北大通商店街は、新しい記憶の創造に挑戦します。

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