日本赤十字社 釧路赤十字病院

ひがし北海道の母子医療の柱
前身病院も含め110年以上にわたり、釧根エリアの地域医療に貢献してきた釧路赤十字病院。地域の中核病院として現在23の診療科、病床数350(NICU9床、MFICU6床を除く)を有し、総合病院として他病院と連携を取りながら、さらなる貢献に努めています。
柱となるのは、母子に関わる周産期、小児救急、小児科。2003年に北海道初の周産期母子医療センターに指定されて以降、母体・胎児集中治療管理室(M-FICU)を含む産科病棟および新生児集中治療管理室を備えて母子に関わるシームレスな医療を提供してきました。
分娩室と分娩から出産、回復まで過ごすことができるLDRも4部屋備え、家族と共に過ごせるストレスの少ない環境も提供可能。
専門医の充実や病室の個室化、分娩前の胎児の心音を細くできるなどサービスの充実を図り、釧路エリアの7割を超える分娩を行っています。
近年では新生児の数が1000人規模から700人規模に縮小するなど、全国的に抱える地方の人口減少問題に直面しています。しかしながら、長期にわたる経験と充実の設備でひがし北海道における早産児や100グラム未満の超低出生体重児の出産数減少に貢献しています。
最新治療で糖尿病の改善を図る
また、糖尿病、心臓病、膠原病にも特化しています。
特に糖尿病は13年に糖尿病センターを開設。専門医や糖尿病認定看護師を中心として管理栄養士、理学療法士などでチームを組んで患者一人一人に合った治療法に取り組んでいます。
同院では10泊11日の生活指導教育入院も可能です。20年からは最新の治療法の一貫として、保険適用内となった腹腔鏡下スリーブ状胃切除を開始。
胃の大部分を切除して食べる量を減らすことで肥満の解消を図るもので、釧根エリアでは唯一の対応病院となっています。
現在までで10例の手術に成功しており、合併症もなく術後の経過も良好。研究結果は今後学会でも発表を控えています。

地方における人手不足解消となるか
24年度から勤務医の残業規制がスタートしました。同院では二次救急病院である特性上混乱は少ないですが、自己研さんによる勉強などが含まれるかどうかなど課題はあります。
また、看護師不足も否めず、人手不足を補うため一部タブレットの導入を決めました。患者の情報を瞬時に共有できるため、今後は薬剤師や医師も同じく情報共有に取り組み、DX化による働き方改革を進めていく予定です。
同院では毎年日本赤十字社のネットワークを活用した人事交流を行っており、2024度も日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院から助産師の森友紀子さん(30)が訪れています。
森さんは名古屋市出身で看護師として1年勤めた後、助産師の専門学校を卒業。日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で6年経験を積み、現在に至ります。
コロナ禍の影響もあって成人病の関連病棟に勤めており、北海道の人材不足と自身の助産師資格を磨きたいと今回の人事交流に手を挙げました。「日々の分娩では妊婦のメンタルケアに力を入れており、どれだけポジティブに取り組んでもらえるかを目標にしている」と森さん。
釧路赤十字病院には2年間勤務予定。働いていて患者満足度の高さを感じると話します。「名古屋は高齢出産が多く、一人っ子が一般的。釧路は2、3人目を選択するお母さんも多く、またお世話になりますというアットホームな安心感を抱いている印象。頼りにされているという責任感を覚える」と話していました。

院長 近江 亮
1988年北海道大学医学部卒業、北海道大学第二外科入局。2002年同院外科勤務。15年同副院長。22年同院長。日本外科学会外科専門医。日本消化器外科学会認定医。日本消化器病学会消化器病専門医。日本胸部外科学会認定医(食道)。日本がん治療認定医機構がん治療認定医。日本膵臓学会認定指導医。
- 住所
- 釧路市新栄町21-14Google MAPで見る
- 電話番号
- 0154-22-7171
- 診療科目
- 内科、循環器内科、消化器内科、小児科、外科、乳腺外科、消化器外科、整形外科、呼吸器外科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、産婦人科、精神科、麻酔科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、病理診断科
- 診療時間
- 08:45~
※診療科により受付時間は異なります
- 休診日
- 土、日曜、祝日
創立記念日(5/1)
年末年始(12/29~1/3)




