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公開:2026/09/28

『氷都釧路』に響く歓声|北海道グルス、地元開幕戦!

日本アイスホッケー連盟主催の「エクストリームアイスホッケーリーグ2026―27」(XHL)が8月22日に開幕し、全国各地で公式戦が繰り広げられている。
今季から、釧路を本拠地とする北海道グルスが参戦。東京ワイルズ、名古屋オルクス、滋賀ブルーライズIHCとともに、4チームで覇権を争う。

9月26日、ユタカアイスアリーナくしろで北海道グルスの地元開幕戦が行われた。迎え撃つのは昨季覇者の東京ワイルズ。アイスホッケーの全国リーグに「氷都・釧路」のチームが挑むのは4年ぶりだ。

忘れかけていた興奮を取り戻すために、いざ会場へ!

北海道グルスの本拠地の入場ゲート。「タンチョウカラー」は釧路の伝統

試合前からよみがえる「氷都」のにぎわい

試合開始1時間前の午後3時、会場入りした。

正面玄関には開幕を祝う花々が並び、北海道グルスを激励する寄せ書きコーナーには人だかりができていた。
子どもたちの「がんばれ!」「必勝!」といったメッセージの中に、大人がつづったと思われる「応援します」という筆跡も。

階段を上った2階には、軽食コーナーとグルスのグッズ販売コーナー。出来たてほやほやのレプリカユニホームやTシャツ、マグカップなどが所狭しと並び、売れ行きも上々だという。

スタッフは真新しいレプリカユニホームを着て北海道グルスのグッズを販売

釧路を本拠地とするトップチームが、日本リーグ、アジアリーグを戦っていたあの頃と重なるにぎやかな光景に懐かしさがこみ上げてきた。

同じ2階の奥のフロアでは、この日の対戦相手、東京ワイルズも物販を展開し、グルスの初陣を一緒に盛り上げてくれた。
ユニークな取り組みとして、明治安田生命釧路支社が健康ブースを構え、早めに来場したファンの健康チェックをしていた。
会場を訪れるだけで、試合観戦以外の楽しみもあるのがスポーツイベントのよさである。

客席に座るまでに、アイスホッケーの指導者や関係者、オールドファンらと再会した。
誰もが、グルスの船出を喜んでいた。
前途洋々とは言えないにしても、この日を待ち望んでいたのがひしひしと伝わってくる。

リンクに戻った高揚感

気がつけば試合開始5分前。照明が明滅し、赤い光線が降り注ぐ中、選手たちが次々とリンクに現れた。

両軍がそろい「君が代」を斉唱。
アジアリーグ時代に日本、韓国、中国、ロシアの国歌をこの場所で聞いたのを思い出し、目頭が熱くなった。

午後4時、フェイスオフ。

熱戦を繰り広げる北海道グルスと東京ワイルズ

試合は、地力で勝るワイルズが主導権を握り、グルスが応戦して逆襲を狙う展開に。
ただ、連覇を狙うワイルズに隙はなく、第1ピリオドに2点、第2ピリオドに3点を奪って圧倒し、勝敗を決した。

今後につなげたいグルスは第3ピリオド、猛攻をしのいで敵陣でプレーする時間をつくった。
たまらず、相手選手2人が反則。味方が2人多いパワープレーの絶好機を得た14分、FW小形諒人が混戦を制してパックをねじ込み、チーム初ゴールを挙げた。

北海道グルスの初ゴールを決めたFW小形諒人(中央)

それでも1205人の表情は明るかった

ライトが波打つように輝き、オーロラビジョンでは「GOAL!」の文字。
客席の熱気も最高潮に達し、場内は歓声に包まれた。

60分を戦い、1―9で大敗。力の差を見せつけられたが、駆けつけた1205人のファンの表情は明るく、晴れやかだった。

試合後、リンクを1周して声援に感謝する選手たちに、温かい拍手が送られた。

試合後、ファンに手を振る北海道グルスと東京ワイルズの選手ら

選手たちはもちろん、小林弘明監督、原輝樹理事長も、みんなが上を向いていた。
新たなスタートを切った充実感を、ファンと共有した瞬間だった。

午後6時。とっくに日が暮れていた。
多くのファンが談笑しながら家路につく。冬の娯楽が帰ってきたと感じた。

「釧路に翼復活」のメッセージボードを掲げるファン

今季のホームゲームは、10月17、18の両日に名古屋オルクス戦、2027年2月20、21の両日に滋賀ブルーライズIHC戦がある。

「あの日に帰りたい」釧路のアイスホッケーファンの皆さん。久しぶりにスイッチを入れませんか。
泣き叫び、鼓舞し、時々野次る。
会場に来たら、きっと言葉にできない感覚がよみがえりますよ。
(編集部:山本雅之)


XHL

▽概要

日本のアイスホッケー競技の新たな発展とファン獲得、市場創造を目指して2025年に3チーム(東京ワイルズ、名古屋オルクス、滋賀ブルーライズIHC)で発足した国内リーグ。今季から、釧路を本拠地とする北海道グルスが新たにリーグに参入し、全国4都市体制へと拡大した。レギュラーシーズン24試合(各チーム4回戦総当たり・ホーム&アウェー方式)を通じて、そのスピード感が生み出す迫力に加え、音楽や演出も進化させた“次世代型アイスホッケーリーグ”を標ぼうしている。


▽開催期間、試合数

8月22日〜2027年2月27日、
全24試合(各チーム4回戦総当たり・ホーム&アウェー方式)

▽北海道グルスの試合日程(日付、試合会場、対戦チーム)

日付開催地開催時間対戦相手
9月26日(土)釧路16:00東京ワイルズ
9月27日(日)釧路13:00東京ワイルズ
10月3日(土)大津18:30滋賀ブルーライズIHC
10月4日(日)大津16:30滋賀ブルーライズIHC
10月17日(土)釧路18:00名古屋オルクス
10月18日(日)釧路16:00名古屋オルクス
12月19日(土)名古屋19:50名古屋オルクス
12月20日(日)名古屋17:00名古屋オルクス
2027年1月23日(土)西東京17:00東京ワイルズ
2027年1月24日(日)西東京14:00東京ワイルズ
2月20日(土)釧路17:00滋賀ブルーライズIHC
2月21日(日)釧路16:00滋賀ブルーライズIHC

▽ホームゲームのチケット

・前売り(インターネットなど) 1000円
※チケットぴあ、セブンイレブン、ファミリーマート。コンビニでの支払いは別途手数料が必要
・当日券(試合会場入り口のみ) 1500円

北海道グルスのHPからもチケット購入できます。

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