その他 蔵の記憶
公開:2026/03/16 更新:2026/04/28

伝えたい「蔵」の記憶(478)滝のある駅前小公園

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2025.2.3

 釧路市内には、市民、観光客が楽しむ米町公園や、戦災の記憶を伝える栄町公園、自然を楽しむ春採公園のほか、子供達が遊ぶ住宅街の小さな公園など多くの公園があります。

 昭和47年1月9日の釧路新聞は、「小公園造成に着手・軌道に乗る釧路駅前再開発」「都市改造年度内に事業終結へ」と釧路駅前小公園造成を報道しています。公園は、面積339平方㍍(約100坪)の敷地内に、グリーンベルト、水銀灯、6個のベンチを設置し、水が滝のように流れる高さ2.5㍍、長さ39㍍の壁が設けられています。

駅前公園

 写真は、壁面の流水、小さな池、ベンチ、芝生の広場が見える昭和47年に完成した駅前公園の様子です。公園の周りには、拡幅された駅前の道路、ビジネスホテルと旅行案内、旅行者が楽しむお土産を揃えた船田商店、扇屋が並ぶ釧正館ビル、乙女家ホテル、整備されたタクシー乗り場が見えます。都市改造事業により釧路駅前の街並みは、道東の中核都市釧路の玄関口に相応しい街並みへ変貌しています。

 北大通都市改造事業が昭和36年から始まり、同47年の北大通商店街は、拡幅されたメーンストリートの北大通、駅前広場、路幅が統一された街路、不燃化と高層化された北大通商店街の店舗など、都市改造事業の進展を伝えています。

 都市改造事業により誕生した滝のように水が流れる駅前小公園は、多くの旅行者が旅の疲れを癒し、駅前商店街、和商市場などで買い物をした多くの市民にとっても憩いの場となって、旅行者と市民の交流の場ともなります。

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