伝えたい「蔵」の記憶(468)北大通の商戦
2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。
2024.2.12
昭和46年の北大通商店街は、同36年から始まった北大通り都市改造が大詰めを迎え、同46年10月13日の釧路新聞は、「進捗率99%」と報道しています。高層化、大型化、不燃化となった北大通商店街は、金市館、釧正館が並ぶ駅前商店街、北海道銀行、石黒金物、日進堂書店が並ぶ北大通8丁目、映画館、ボウリング場のある6丁目ビル、生活の提案をする5丁目のリビングヤスモト、3丁目の釧路デパートなどが並ぶ近代的な商店街へ変貌をしています。

賑やかな港祭りが終わった昭和46年9月、近代化した北大通で百貨店の賑やかな商戦が見られました。写真は、本館と同43年オープンの丸三鶴屋新館です。丸三鶴屋は、創業65周年記念秋の百貨大廉売「ダイヤモンドジュビリー」の宣伝広告を9月2日の釧路新聞に見開きページで掲載しました。
「圧巻5万種50万点・この安さ・ジャンボサイズで放つバーゲンの王様・堂々12日までのロングラン」と豊富な種類と商品量を謳っています。丸三鶴屋は、新館オープンにより倍増した売場面積を活用して新鮮なサービスに挑戦しています。
一方、丸ト北村も、昭和46年9月14日の釧路新聞に「創業65周年・百貨店誕生4周年『年に1度の画期的な特別大奉仕・感謝の超特価100000点』」、「本日14日から26日・65年間の感謝を奉仕の価格にこめて…最大級のバーゲン」を謳う見開きの広告を掲載します。
昭和46年9月は、丸三鶴屋と丸ト北村の創業65周年記念売り出しが一月間にわたって続き、北大通商店街の激しい商戦の記憶を伝えています。




