飼い主さんも安心!釧路のキャットホテル/ペットシッター nekone(ねこね)

釧路市春採の高台に2019年12月に自宅を改装して“猫ちゃん”専用ペットホテルを構えた。代表の工藤さゆりさんは訪問キャットシッターとしても活動している。釧路では珍しいネコのお世話に特化した事業を展開。
ネコの日常はもちろん、飼い主の暮らしの負担軽減、不安解消にも取り組んでいる。
キャットホテルは4部屋。全て個室でケージなし。十分な広さと高さを確保し、空調も完備している。景色が見える窓のある部屋のほか、少し暗くて静かな隠れ家ルームもある。
「一般的にネコは留守番が好き。『誰か来たのかな』と外に目をやるのは、人間と一緒です。隠れ家ルームは、怖がりだったり、静かに眠りたい高齢のネコに喜ばれています」と説明、使い分けている。


起業は自身の経験に由来。飼い猫を一時、預けようとした際に「地元で適当な事業者がおらず、困った」という。日本ペットシッター協会認定の動物取扱責任者の資格を取得。同時進行で事業所も準備し、子育てが一段落して空室となった8畳間を大胆にリフォームした。
ネコに特化しているのは「ほかの動物を嫌がるネコも少なくない。ストレスをかけないためだが、何より、わたしがネコが好き」と本音を吐露、ほがらかに笑う。

キャットホテルで預かる、訪問キャットシッターとして世話をする期間は、飼い主が旅行や出張などで留守にするという3泊4日が多い。ネコが高齢な場合、1泊2日の依頼もあり「常に誰かに見守っていてほしい」という要望にも応じている。
一方で、飼い主自身の入院で1カ月以上、預かることもある。「少し言いにくいのですが」と前置きした上で「ネコを飼うことは癒やしになりますが、一人暮らしの飼い主が突然いなくなったら、ネズミ1匹とれません。生きていけません。万一の際のために、ネコの次の場所を家族で話し合ってください」と理解と協力を求めている。
開業から6年半を迎えるが、肌感覚として「このごろは、訪問キャットシッターの依頼が増加しています」。一日1回、または朝夕2回、複数の家庭のネコを訪ね、体調を確認し、食事の用意もする。
さらに、留守番している室内の温度管理も大切な仕事で「真夏、部屋に入ると、ものすごく暑くなっていたことがありました。熱中症一歩手前。ネコがエアコンなどのリモコンを踏み、電源を切ってしまったことが理由です」と話し、まさかの事態への注意を呼び掛けている。

2匹の雄ネコ、8歳の「めろん」と7歳の「佐助」の飼い主でもある。「『わたしがネコのお世話を、この人、この場所にお願いして安心だ』ととことん思える事業を続けてきました。預かったネコが無事に飼い主に引き渡せるとほっとします」とにっこり。愛着とやりがいを見た。ネコに注ぐ視線は、どこまでも優しく温かい。(編集部:山本雅之)

▽預けられる猫ちゃんの条件
①完全室内飼いの、不妊手術が終わっている
②1年以内の予防接種を受けていて、感染症がないこと。隔年でもOK。
③トイレで排泄ができる
▽料金
- 宿泊…窓のお部屋:1匹4000円(税込)、隠れ家ルーム:1匹3500円(税込)※送迎サービス有り(別途利用料)
- 訪問…基本料金:2800円(税込、3匹まで同料金)




