特集記事 店舗・施設紹介美原・芦野・愛国・文苑周辺
公開:2026/05/10 更新:2026/06/02

愛国西公園の隅っこに住む、謎のパンダの正体は…子供たちのかわいいおやつ

愛国西の宝橋通り近くにある、広~い公園「愛国西3号公園」を訪れたことはありますか?その一角に、ひっそりと、でもどこか誇らしげにたたずむ小さな小屋があります。かわいらしいパンダが目印の「パンダ焼き」のお店です。

近所に住んでいない人にとっては「そんなところにパンダが?」と驚かれるかもしれません。しかし、この場所で20年以上、子どもたちの成長をじっと見守ってきた、いわば地域の守護神(?)のような存在なのです。

実は私、昔近所に住んでいたこともあって、ときどき買いに走ってました。懐かしいあの味を求めて、久々に覗いてみましたよ!

いたいた、このパンダです。見たことありますか?

150円で買える幸せ。迷ったら「全部」が正解です

小屋の前に立つと、まず目に飛び込んでくるのが「パンダ焼き 1個150円」の文字。(原材料高騰の中、ありがたい価格設定…!)

メニューは潔く3種類です。

  • 小倉アン:北海道産小豆を使った、王道の安心感
  • クリーム:甘すぎずちょうどいいカスタード
  • チョコミックス:チョコとカスタードの禁断の出会い

せっかく来たんだし、全種類を注文。3個買っても450円。 店主の経営状態を心配しつつ、ありがたくいただくことにしましょう。

笹の葉持ってごきげんのパンダさん。なんとも言えない絶妙な表情がイイ。「食べていいの?」と聞きたくなるような、つぶらな瞳。…まあ、迷わず頭からいくんですけどね。

パンダ焼きの特徴は、何といってもその「モチモチ感」!たい焼きのような「表面パリッ」を想像していると、いい意味で裏切られます。とにかく「ふにゃっ」としていて、もっちもち。まるで赤ちゃんの頬っぺたのような、ソフトな皮が特徴なんです。冷めても固くなりにくいので、お土産に持っていっても喜ばれそう!

また、嬉しいのが、油を一切使っていないということ。 「おやつは食べたい、でも胃もたれはしたくない」というワガママな大人世代(私を含め)には、この「クドくない感じ」が最高なんです。子どもからお年寄りまでペロリといけてしまう、魔法のパンダです。

チョコミックスを割ってみると、中にはチョコとクリームが半分ずつ(へたくそな写真でスミマセン。あと自分の手がかっさかさすぎて引いた)。甘すぎない加減が絶妙で、気づけば2個目に手が伸びてしまいます。

岩手から釧路へ。受け継がれた「パンダの称号」

さて、このパンダ焼きには意外なルーツがあります。 もともとは店主の親戚のおじさんが、遠く離れた岩手県でパンダ焼きのお店を営んでいたのだそうです。「釧路でもこの味を広めたい」と、2005年にその作り方や「称号」を譲り受け、この地で新たに「パンダ焼き」が誕生したのでした。

それから数えて、今年で21年目。かつては「釧路大漁どんぱく」の屋台にも10年ほど出店していたそうで、 もしかしたら「お祭り会場で見かけたことがある!」という方もいるかもしれません。実はかなりの実力派パンダなのです。

シャイな店主は顔出しNGでしたが、「いらっしゃいませ!」と気持ちのいい接客が魅力的です。

21年という歳月は、当時パンダ焼きを食べていた小学生が、立派な大人になって自分の子どもを連れて買いに来るほどの時間。店主は、そんな「元・子どもたち」が久しぶりに顔を見せに来てくれるのが何よりの励みだと語ります。

昨今の原材料高騰で油や粉代が跳ね上がる中、1個150円を維持するのは「ほぼ赤字」だそう。それでも店主が笑顔で店を開け続ける理由は、店内に飾られた宝物にありました。 そこには、近所の子どもたちからもらった手紙や、一生懸命描かれたパンダの似顔絵が。 「おいしかったよ」「また来るね」 そんな純粋な言葉を受け取ってしまったら、そりゃあ、やめられませんよね。パンダ焼きは子どもたちの居場所であり、店主と地域の絆そのものだったのですね。

側面もかわいいんですよ

公園散歩のおともに

パンダ焼きのほかにも、ソーダ水やかき氷(各150円)といった、どこか懐かしいメニューも並びます。 目の前の愛国西3号公園は、複合遊具が充実した、子どもたちに人気のスポット。思いっきり遊んで、お腹が空いたらパンダ焼きを頬張る…最高じゃないですか?(エリ子)

パンダ焼きの基本情報はこちらから!

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