その他 蔵の記憶
公開:2026/03/16 更新:2026/04/28

伝えたい「蔵」の記憶(451)丸三鶴屋 友の会

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2023.7.3

 いざなぎ景気の余韻を感じる昭和46年の北大通商店街は、6丁目ビル(ニュー大谷、白川商店、高橋肉店、三宅カバン、みなとや、釧路スガイ)の完成により、千秋庵ビル、リビングヤスモトが並ぶ5丁目と共に近代的な商店街が誕生します。

 これ以前も昭和42年オリエンタルデパート開店・丸ト北村の増築、同43年丸三鶴屋の新館完成、同45年そうごデパート開店などが続き、活発な商戦が見られますが、一方で、いざなぎ景気を体験した市民生活の変化とスーパーの躍進などによる商況の変化への対応が北大通商店街に必要となります。

「ツルヤ友の会」会員募集の広告

 写真は、昭和46年3月18日の釧路新聞に掲載された「ツルヤ友の会」会員募集の広告です。会員は、月々1000円を1年間積立てし、積立て金は一年後、ツルヤの商品券で戻す仕組みです。

 暮らしのプランがグーンとワイドに広がる─と謳ったツルヤ友の会は、タップリ魅力を盛り込んだ友の会3大サービスとして、満期時のご招待バーゲン、メーカータイアップセールなどの会員セール、クリーニングや美容室、映画館など会員の日常生活を豊かにするタイアップ優待、趣味と実益をかねたクッキング、手芸、社会見学などの文化教室の開催など、魅力的な生活提案を訴えています。

 ツルヤ友の会は、生活に楽しさとゆとりを求める消費者の要望に対応し、会員の特権を活用した買い物のオトク感を訴えて、消費者との絆を深める役割を果たしています。

 丸三鶴屋友の会は、変化する市民生活と、厳しい商戦の北大通商店街の中で、さらにスーパーの躍進による商況の激化に、懸命に対応する記憶を伝えています。

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