伝えたい「蔵」の記憶(439)北大通こんなに変わった①
2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。
2023.1.23
昭和46年1月1日の釧路新聞元日号は、「釧路市北大通こんなに変わった『イメージ』一変」と報道しています。同36年に着工した北大通都市改造事業は、11年目を迎え、北大通は文字通りその姿を一新しています。

写真は、釧路市民に親しまれていた幣舞橋北橋詰の消防本部の望楼に代わり、漁業基地釧路を象徴する水産ビルがお目見えし、近代的なビルが林立する商店街へ生まれ変った活気溢れる北大通商店街です。
イメージが一変した北大通商店街を見ますと、北大通3丁目東側は市民の台所として戦後復興を支えた平和市場は、小さな商店が力を合わせて近代的で個性溢れる夢のある釧路デパートを誕生させています。並びの山下書店、村上金物店の店舗だけでなく、西側の土田呉服店、カワノ洋服店の店舗もビル化され、4階建の松並家具店もそびえる近代的な商店街へ変貌します。
北大通4丁目は、老舗の丸ト北村が呉服店から増築を繰り返し、斬新的な4階建の衣料品の百貨店なりました。川井眼鏡店、毛糸のさくらやとTK電気が共同ビル化されます。北大通5丁目では安本金物店、伊藤果物店が近代的なリビングヤスモトと丸善ビルになり、街並みは一変します。
駅前の北大通13丁目は、道東観光の玄関口にマッチした釧正館ビルや、娯楽の殿堂パチンコのチャンピオンと喫茶店ローリエ、味の石田が入居する石田ビル、ビジネスホテル乙女家などが並びます。
昭和46年元日の北大通商店街は、商店街の記憶を伝える古い顔から新しい顔へ変わっています。




