その他 蔵の記憶
公開:2026/03/11 更新:2026/04/23

伝えたい「蔵」の記憶(309)花吹雪赤穂義士の討ち入り

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2019.9.16

 昭和33年は、神武景気に次ぐ岩戸景気が始まり、新聞紙上で活力溢れる北大通り商店街の広告宣伝合戦が目立っています。北大通り商店街の宣伝合戦の一つが、多くの市民が観戦する市民運動会の仮装コンクールの様でした。仮装行列は、会社、団体が参加し、工夫を凝らした仮装を競い、沿道の市民と運動会場の観衆を楽しませる市民運動会の呼び物で、今年はどのような出し物が出るのか市民が楽しみにしています。

 仮装行列は、午前9時に南大通り波止場入口を出発し南大通り、北大通り、黒金町から釧路駅を通り、大観衆が昼食で盛り上がる市民運動会の会場へ午後0時5分到着します。

「花吹雪赤穂義士の討ち入」の仮装行列

 写真は、昭和33年第41回市民運動会の仮装コンクールに参加する北大通り2丁目から5丁目の第一商店街店主が、北大通り4丁目東家前に集合して出発準備の光景です。「花吹雪赤穂義士の討ち入」の仮装行列で、四十七士の赤穂義士に仮装した店主が勢揃い。

 討ち入りの衣裳に「赤穂義士」、「堀部弥兵衛」と書き、槍に電気の内田の旗が見えます。「寺坂吉右衛門、洋品のしぶや」「前原伊助、金物の堀内」と四十七士の義士名と47の商店名が印刷されたチラシを渡して、「吉良邸へ行きましょう、第一商店街で買い物をしましょう」と元気な掛け声で第一商店街のアピールをしています。

 忠臣蔵を模した「花吹雪赤穂義士の討ち入り」の仮装行列は、第一商店街の店主達がアイデアを出し工夫し奮闘して実現しました。

 急成長する北大通り商店街の活力溢れる記憶を伝えています。

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