やぶ好き~コトリ観察記こぼれ話

5月31日午後1時20分ごろ、春採湖のゴマツリ岬手前の散策路で、ウグイスのさえずり。「ホーホケキョ」「ケキョケキョケキョ」と存在を周囲にアピール。異性への求愛、同性への縄張りの主張をテーマに熱唱していた▼声量からして、至近距離にいるのは間違いないのだが、いかんせん、ウグイスは“やぶ好き”。簡単には現れてくれない。それでも辛抱強く、その場で待つこと10分、ようやく枝葉を動き回るのを認めて追跡、撮影できた▼ウグイスのほかにもやぶや茂みを好む野鳥はたくさんいる。理由は、餌が豊富で、天敵から身を隠しながら、安心して生活や子育てができるから。生き抜くための選択肢として納得できる▼姿は見えずとも、声で十分というのも野鳥観察だが、やっぱり、いつか「会いたい」のが本音。アピールする際、もう少し目立つところで歌ってほしいが、そこは野鳥それぞれの生き方、考え方がある。一方で、めったに会えない姿に出くわした際の感動はひとしおだ。自然にお邪魔する立場としては、それぞれの生態を理解し、適度な距離から観察を。(編集部:山本雅之)




