性的二形~コトリ観察記こぼれ話
世の中には、たくさんの野鳥にまつわる図鑑やガイドブック、ウェブサイトがある。年々、カメラの性能が向上し、入門書でも鮮やかな画像が載る▼ただ、ライオンのように性別によって、体の大きさや見た目などが違う性的二形のある野鳥の画像は、雄が大きく扱われがち。理由は、雌よりも姿や鳴き声が分かりやすいから。一般的に、雌よりも派手で、自然の中で撮影しやすいことも挙げられる▼春採公園で観察できる雌雄で見た目が違う野鳥を列挙すると、ノビタキ、オオジュリン、アオジ、キビタキ、ニュウナイスズメ、マガモ、ヒドリガモなどが思いつく。他方、見た目では分からない野鳥もヒヨドリ、メジロ、ハクセキレイ、ゴジュウカラ、スズメなど枚挙にいとまがない。違いが少しある野鳥もいる。シジュウカラのネクタイ模様は有名で、雄は太く、雌は細め。アカゲラは雄は黒い頭部に赤い斑点があるが、雌は黒一色▼雄雌の判別ができるようになると、観察の幅がぐんと広がる。成鳥と幼鳥、さらに、季節によって色彩が異なる野鳥もいる。観察の楽しみは尽きない。(編集部:山本雅之)






