公開:2026/06/01

日本三鳴鳥~コトリ観察記こぼれ話

コマドリ(2025年5月9日釧路町森林公園)

2026年5月14日午前6時10分、釧路町森林公園で、コマドリのさえずりがこだました。姿は見られなかったが満足。小さな体から繰り出される、馬のいななきのような鳴き声を耳にし、釧路にも近づいている夏の気配を感じた▼誰が決めたのかは定かではないが「日本三鳴鳥」というくくりがある。日本に生息するさえずりの美しい野鳥3種であるウグイス、オオルリ、コマドリを指す。みんなスズメ目。オオルリだけスズメよりやや大きい。「ホーホケキョ」「ピールリージジッ」「ヒンカララララ」。いずれも一度聞いたら、忘れられない▼金銀銅の表彰メダルをはじめ、ベスト3をたたえるのは世界共通の価値観。日本人も昔から、三景、三英傑、三大祭りなど、有名な人やいい物事などを三つまとめるのが大好きだ。三鳴鳥も飼鳥文化が庶民に広がった江戸時代、鳴き声の優劣を競う「鳴き合わせ」で選出された、という説がある▼同園では、三鳴鳥に加え、美声が自慢のミソサザイやキビタキ、クロツグミなどのさえずりも響く。足を止めて“私的三鳴鳥”に酔いしれたい。(編集部:山本雅之)

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