公開:2026/09/24 更新:2026/09/28

野鳥のはく製~コトリ観察記こぼれ話

釧路市立博物館で展示しているハイタカ(左)とツミのはく製(2026年9月17日)

押し花やドライフラワー、魚拓、昆虫標本、動物のはく製などは、動植物が生きていた時間の姿を保っている。たとえ、動かなくても映像より鮮明に命の営みを示してくれる。「好きなものを残したい」と趣味にする人の気持ちも納得だ▼野鳥観察の愛好家はみんなが「野鳥のはく製が好き」とは限らない。ただ、じっくり近づいて観察できることで、はく製から、フィールドに出た際に役立つ多くのヒントを得られる。釧路市立博物館では、釧路地方、道東で観察できるはく製を多数、展示している。「天然記念物」「猛禽類」「生息環境」などでまとまっており、初心者にも分かりやすい▼常設のはく製は、シジュウカラやシマエナガなどの春採湖で観察できる留鳥から、コクガンやヒシクイなどの渡り鳥までさまざま。時間の許す限り観察できるので、オオワシの迫力、イスカの交差するくちばし、さらに、「小型の鷹」でもツミとハイタカではずいぶん大きさが違うことなども確認できる▼飛び交う野鳥を探すのに疲れたら、気分転換にはく製を隅から隅まで観察するのがお勧め。見慣れた野鳥で、驚きの発見に出くわすかもしれない。(編集部:山本雅之)

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