伝えたい「蔵」の記憶(470)中田チェーン・大結成セール
2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。
2024.3.4
「大結成セール」は、昭和46年12月23日の釧路新聞にスポーツマンのためのスポーツ店を自負する北大通6丁目の中田スポーツと北大通4丁目の靴の専門店靴のナカタが「中田チェーン独占企画」として掲載した一面広告のタイトルです。写真は、第2弾23日から26日までのクリスマス商戦を意識した広告です。

サンタクロースを中心に靴のナカタは、牛革ロングブーツ、紳士防寒靴、牛革パンタロンシューズなど靴の専門店の特色を訴えています。昭和46年頃の婦人ファッションは、来日した「ミニスカートの妖精」と呼ばれたツイッギーの影響を受けて急速に普及したミニスカートに合わせた女性のロングブーツがブームになります。
セールの値段を見るとファッションブーツ(編み上げ)6300円から9000円、牛革ロングブーツ5800円から7500円と提示され、「高価なロングブーツの月払方法をご利用下さい」と提案しています。
中田スポーツは冬季五輪札幌大会開催を目前にして、ブームのスキーとスケート用品の豊富な品揃えと掘り出し物を訴えています。値段を見るとメタルスキーが2万2000円、スキーセット2万5000円と高額な買い物なため、同様に「スキー用品のお買い求めは月払い方法をご利用下さい」と買い易さを提案しています。
昭和46年秋からの北大通商店街は、9月丸三鶴屋と丸ト北村の創業祭、10月くしろデパート創業7周年創業祭、11月リビングヤスモト1周年創業祭と商戦が繰り広げられています。
中田チェーン・大結成セールは、二つの専門店が力を合わせて大型店に挑戦する活力を伝えます。




