その他 蔵の記憶
公開:2026/03/10 更新:2026/04/23

伝えたい「蔵」の記憶(277)昭和28年北大通り商店街の広告

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2018.12.24

 釧路市における戦後の商業活動は、昭和24年以降に事業共同組合が設立されて本格化し、同26年に釧路専門店会商業、同27年には商業協同組合釧路商店会が設立されて活発になります。同28年1月7日北海道新聞の「新春景気決算」は、「商店街はエビス顔、初売りは目標を上回る売上」と賑わいの商店街を報道しています。

北大通り商店街の広告

 写真は、昭和28年4月25日(土曜日)の北海道新聞に掲載された北大通り商店街の商店の特色を伝える広告です。
 デパートの丸三鶴屋は、「甘納豆特売」「和洋菓子パン1割引」「三井農場の肉加工特別提供」と食料品特売です。ベーコン(100匁)230円、ロールハム(同)240円と食糧事情の回復を感じさせる商品が登場しています。

 北大通り10丁目で戦前の馬具商から転業した靴と鞄の秋田河商店は、全国靴コンクールベストテン入賞婦人靴を陳列した「豪華春靴まつり」を開催。北大通り6丁目いせやは、特賞30万円が当たる「洋傘まつり」と高級セーターの売出し。

 末広町6丁目で戦前からの老舗呉服店岡野は、「春のきものと帯の会」。北大通り5丁目斎藤呉服店は、夏物の「婦人クラブと磯波ゆかた」の入荷を案内。オーダーメイド専門店モデルは、「ワンピースとスーツの会」開催。北大通り4丁目のカワノ洋服店は「婦人、紳士合服オーダーセールと既製服オール品揃」を開催し商店の魅力を宣伝しています。

 最新の商品情報を伝える商店街の広告は、市民生活に楽しさと夢を与え、商店街の活気を伝えています。

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