その他 蔵の記憶
公開:2026/03/08 更新:2026/04/23

伝えたい「蔵」の記憶(235)昭和23年の北大通り(1)

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2017.11.27

 釧路の中心地市街地は、昭和20年7月14、15両日の空襲で被災しますが、其の後戦後の復興に奮闘します。「道東戦後四十年史」によりますと、同22年頃の釧路の商店街は徐々に復活をみせています。

 物資不足で店を閉め、空襲で疎開するなど空家が目立った北大通り商店街もほとんど埋まってきて、焼跡には、露天商が集まり活況を呈していますが、露店に屋根をかけた程度の商店街にすぎません。昭和21年春の市内商店は、全部で450店前後で、まだ半分が休業状態でしたが、同22年春の開業店は、7~8百店になり商業振興計画推進の機運が高まってきたと商店街の状況を伝えています。

復興に取り組む北大通り東側3・4・5丁目商店街

 写真は、昭和21年再建されたバラク建の平和市場、村上金物店、同24年開店のマルカツ、丸三鶴屋が見える、復興に取り組む北大通り東側3・4・5丁目商店街の様子です。

 当時の商店街の様子を伝える、釧路市発行の「昭和23年釧路案内」に掲載された市内主要商店一覧より復興に取り組む北大通り商店街を見てみます。百貨店の丸三鶴屋と市内132店の主要な商店が掲載されていますが、57%を占める75商店が北大通り商店街で営業をしています。主な品目別で北大通りの商店数を見ますと、繊維製品と身の回り品店13店(占有率72%)、金属・金物店16店(67%)、家具木製品5店(57%)、履物・靴・革製品9店(75%)、玩具・文具店5店(55%)と北大通り商店街の店舗が品目別でも55%から75%を占めています。

 市内主要店舗に占める商店の割合が高い北大通り商店街の復興は、厳しい生活環境の市民に潤いや活力を与える役割を果たしてます。

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