何気なく立ち寄った釧路駅で。ノロッコ号との思いがけない再会

先週、娘とお昼ごはんを食べようと、何気なく釧路駅へ。
お目当ては、以前「ごめの目」の取材でお世話になった「立食い処 なごみのおだし」さん。
うどんが大好きな娘に、あのおいしいお出汁のおうどんを食べさせてあげたくて、足を運びました。
ところが、駅に入ってびっくり!
人、人、人!
釧路駅がこんなに賑わっている光景、なかなか見る機会がありません。
お店が並ぶエリアも、まるで札幌駅のような人の流れ。(いや、さすがに大げさか)
実は、都会の賑わいにちょっと憧れている私。こういう光景、けっこう好きなんです。
娘も「すごい!人がいっぱい!」と驚いた様子。なんだか、それだけでちょっと楽しい気分になりました。
そして、お目当てのお昼ごはん。
おいしいお出汁のそばとうどんをいただきながら、ふと窓の外に目をやると、ホームにもたくさんの人が。
何だろう?と思ってよく見ると、そこには発車を待つ「くしろ湿原ノロッコ号」の姿がありました。

立食い処 なごみのおだし 紹介記事はこちら
おお!ノロッコ号だ!
鉄道にはまったく詳しくない私ですが、ノロッコ号には思い出があります。
札幌に住む義両親が釧路に遊びに来たとき、まだ子どもたちが小さかった頃に、一緒に乗ったことがあるんです。
車窓から広がる釧路湿原の景色。家族みんなで楽しんだ、今でも大切な思い出です。
そんなノロッコ号を、まさかお昼ごはんを食べながら眺められるとは!しかも、お店の窓から見える、まさに一等席。
娘も目をキラキラさせながら、ホームの様子や列車を眺めていました。

ノロッコ号に乗る予定も、見に行く予定もなかった私たち。ただお昼ごはんを食べに来ただけなのに、なんだか得した気分です。
そして、帰ってから気になって調べてみると……。
なんと、くしろ湿原ノロッコ号は10月10日(土)が最後の運転日!
1989年から37年間、釧路湿原を走り続けてきたノロッコ号が、いよいよ歴史に幕を下ろすのだそうです。
もう、すぐじゃないですか!
JR北海道によると、10月9日(金)・10日(土)の2日間にわたりラストランが行われ、最終日の10日には釧路駅で出発セレモニーも予定されているとのこと。
何も知らずに立ち寄った釧路駅で、思いがけず出会えたノロッコ号。
あの賑わいも、娘が目を輝かせていた姿も、きっと私の中に残る思い出のひとつになりそうです。
37年間、釧路の観光を支え、たくさんの人を乗せて走ってきたノロッコ号。私たち家族にも、素敵な思い出をありがとう。
最後の運行まで、あとわずか。
JR北海道からラストランに関するお知らせが発表されていますので、ご紹介します。
「くしろ湿原ノロッコ号」ラストラン情報

JR北海道の発表によると、1989年から運行してきた「くしろ湿原ノロッコ号」は、2026年10月9日(金)・10日(土)の運転をもって終了します。
10月9日(金)
「ノロッコ川湯温泉号」
釧路駅~川湯温泉駅(1往復)
10月10日(土)
「くしろ湿原ノロッコ号」
釧路駅~塘路駅(1往復)
最終日の10月10日(土)は、釧路駅3番ホームで10時35分ごろから出発セレモニーが行われ、11時6分に最後のノロッコ号が釧路駅を出発します。
両日ともに特別な乗車証明書の配布や、沿線地域の皆さんによるお出迎え・お見送りなどが予定されています。
※両日とも全車指定席です。
詳しくはJR北海道の公式発表をご確認ください。
JR北海道「くしろ湿原ノロッコ号」ラストランでの取り組みについて(PDF)
出典:JR北海道釧路支社(2026年9月30日発表)
(文 いとみや)




