観光 ハルトリココトリ観察記春採・桜ケ岡・益浦周辺
公開:2026/06/17 更新:2026/06/15

衣替え~コトリ観察記こぼれ話

柔和な表情のノビタキの雌

5月31日午後1時30分ごろ、春採湖ネイチャーセンター付近で、ノビタキの雄と雌が飛び交っていた。鉄仮面のように真っ黒い顔の雄のさえずりを、明るい茶褐色の顔をした雌が楽しげに聴いている、ように見えた▼ノビタキは雌雄で羽根の色が違うばかりか、夏と冬で衣替えをする。雄成鳥の夏羽は、頭部から尾にかけて黒く、胸は橙色。正面から見ると、煮卵そっくり。雌成鳥の夏羽は全体的に褐色で、胸部から腹部にかけて淡い橙色となる▼夏の繁殖期が終わると、雄は羽の生え替わり、換羽が始まる。派手だった羽が、地味な雌の羽に似てくる。最終的には、雄雌が分からなくなるほどに。外敵から身を守るためと言われている▼ノビタキの幼鳥は、頭部や背中の縦縞、腹部の斑点が特徴的で、雌成鳥のほか、スズメ、アオジの雌、オオジュリンの雌などと同じような模様になる。警戒心よりも食欲と好奇心が旺盛。無防備に枝先に止まることしばしばで、はらはらする。それでも、秋深まると、越冬地の東南アジアへ南下。来春には、たくましい成鳥となって釧路に帰ってくる。(編集部:山本雅之)

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