その他 蔵の記憶
公開:2026/03/16 更新:2026/04/28

伝えたい「蔵」の記憶(473)活況した昭和46年の中心街

2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。

2024.4.8

 昭和46年の釧路市は、20万都市を標榜し水揚げ日本一の漁業、出炭が創業いらいの新記録の太平洋炭砿、釧路西港工事の進捗、釧路白糠工業団地の着工、都市ガスつき至れり尽くせりの武佐団地誕生など活況を裏付ける話題が溢れます。昭和36年に着手した、道東の中核都市釧路を象徴する中心市街地・北大通の都市改造は、「進捗率99%と大詰めを迎えた」と同46年11月21日の釧路新聞が報道しています。

昭和46年の北大通商店街

 写真は、戦前の木造店舗から変貌し、ビルが多く立ち、近代的な街並みを見せる昭和46年の北大通商店街です。釧路新聞は、北大通商店街の移り変わりを「十年ひとむかし」と題したシリーズで紹介しています。

 北大通商店街の変貌を眺めると、駅前商店街は、ビジネスホテルを備えた釧正館、ビジネスホテル乙女屋、チャンピオンパチンコ店とテラスローリエの石田ビルが並び、近代的な商店街へ変貌しています。続く9丁目の西側に釧路商工信用組合、東側に新築された善光堂。8丁目は北海道銀行を囲んで新しい商店街が見られます。

 6丁目東側は、ボーリング場・映画館と、三宅カバン店や白川玩具店などが入居する6丁目ビルと千秋庵ビルが完成。5丁目も西側のリビングヤスモトと丸善ビルが完成し、戦前の商店街が近代的なビルの商店街に生まれ変わります。5丁目から釧路川沿いの3丁目は、5丁目の丸三鶴屋、増築が完成した4丁目の丸ト北村、3丁目のくしろデパートが並ぶ一大商店街です。

 昭和46年の北大通は、道東の中核都市釧路の躍進の記憶を伝えています。

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