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公開:2026/06/10

児童の登校を見守るコスプレ集団―別保交通ボランティア

「顔を出すのが恥ずかしい。照れくさい」という大人には戦隊ヒーローがお勧め

新入学児童が、最初に社会とのつながりを持つのは小学校にあらず。通学路である。

交通事故の危険はもとより、不審者対策も不可欠だが、近年は交通安全指導員や防犯指導員の担い手が不足し、“見守り空白地”も発生している。

釧路町立別保小学校の通学路では、地元の大人が交通ボランティアとして活動、児童の安心安全な登校を見守っている。月1回のコスプレ街頭啓発は、児童らに好評で交流も生まれている。

別保交通ボランティアって、どんな団体でどんな活動をしているの?

釧路町別保8にあった商店の跡地前に立って、平日午前7時30分ごろから同7時50分ごろまで、別保小学校に登校する児童を見守る。

メンバーは、別保小PTAのOBである荒井剛さんと佐々木洋平さんの2人を中心に、地域住民も参加。
特に、月1回、仮装をして見守りをする「コスプレ街頭啓発」を楽しみにしている児童は少なくない。

仮装によっては、人だかりができることもある

同跡地前は、別保地区の交通の要衝。日の出町や栄団地、釧路町役場周辺など、学校の北側に住む児童は必ず通る。

さらに、東陽団地からバス通学している児童は同店前で降車、学校へ向かって歩く。朝の短時間、小さな変化にも目配りをし、児童の学校生活を支える。

どんな人たちが活動しているの?

荒井さんと佐々木さんがPTAの役員を務めていた2022年、朝のジョギングを兼ねて見守りを始めた。コスプレ街頭啓発は24年12月、子どもたちの「ちょっとした楽しみ」になればとサンタクロースとトナカイの仮装をして見守りをしたのが端緒。その後、節分やひな祭り、ハロウィン、戦隊ヒーローなど、10種類以上のキャラクターが登場している。

見守り活動のやりがいは?

荒井さんによると、まず、児童から話しかけられるようになり、交流の輪が広がり、会話も弾む。
中には「次の仮装はいつ?」などと問い掛けられ、リクエストする児童もいるという。学校を通じて、児童から感謝の手紙をいただくこともある。

さらに、児童の成長を感じることも喜びで「たとえ、名前は知らなくても、入学時と比べて表情が明るくなったり、元気に歩く姿を見るとうれしい」と語り、目を細めた。

児童からの感謝の手紙を披露する荒井さん。「一生懸命、書いてくれてありがとう」と笑顔

荒井さんからのメッセージ

見守り活動の原点は、通学路にある見通しの悪いカーブの改善で、町教委に路面に減速帯やガードレールの設置を要請したことでした。
早期に改修工事は実現しましたが、同時にどんなに環境を整備しても、安心安全に終わりはないと思いを新たにしました。これからも、ライフワークとして見守り活動を続けていきます。
コスプレ街頭啓発については、楽器を持つなど、新しいアイデアを盛り込んでいきたいですね。他の地域でも同じような取り組みがあれば教えてください。
一緒にやってみませんか。


「マリオブラザーズ」の仮装をする荒井さん(左)と佐々木さん

コスプレ街頭啓発での一番人気は「マリオブラザーズ」で、児童らも音楽に合わせてジャンプをしてくれるという。見守り活動は、大人も楽しむことが、継続の秘けつと言えそうだ。あなたの暮らすまちでも、いかがですか。(編集部:山本雅之)

基本情報
団体名
別保交通ボランティア
対 象
別保地区で暮らす大人(年齢制限なし)
活動地域
釧路町別保地区
活動内容
登校時の見守り
参加方法
平日午前7時30分ごろ、釧路町別保8にあった商店の跡地前に立つ
その他
月1回、コスプレ街頭啓発を実施
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