釧路のそば文化はここから始まった「東家総本店 竹老園」
道内でも最古級の歴史を誇る超老舗店で絶品のそばをいただく

「知る人ぞ知る」いや「釧路人なら誰でも知っている」老舗そば店といえば、ここ「竹老園」を置いて他にはないでしょう。
その創業はなんと明治7年(1875年) というのですから、まだ江戸時代が終わってからたった7年しか経っていない時代なのです。
まあ、その辺の歴史は同店のホームページに詳しく載っていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

5月の連休期間や夏のお盆時期、春秋のお彼岸時期ともなると、50台は入る駐車場が満杯となり、店前に入店待ちの長い行列ができることも、釧路人ならば周知の事実。
帰省客はもちろん、観光客にも評判の「竹老園」は、今や立派な「観光地」と言ってもいいでしょう。



釧路人にとっても、同店の「お座敷」でそばをいただくというのはちょっとした「特別感」があり、特に深緑が美しい春から夏にかけての庭園は、下手な公園よりも見応えのある美しい景観が楽しめます。
もっとも、最近は人手不足のせいもあって、座敷席の営業時間が短くなっているのが残念でなりません。



せっかくお座敷でいただくなら、やっぱりここは奮発して「特製品コース」でしょう。
ちょっとお値段は張りますが、名物の「そば寿司」に「かしわぬき」、それに昭和天皇もおかわりをしたという卵麺の「蘭切りそば」と抹茶入りの「茶そば」がセットになった人気の逸品です。
そこまで贅沢をしなくてもというなら、他店とは少々変わった盛り付けが特徴の「天ざる」などはいかがでしょうか。


考えてみれば(いや、考えなくても) 、釧路近郊のそば店の多くが「緑色」のそばを普通に提供しているのも、観光客の多くが不思議がる「そば」の入っていない「かしわそば」を「かしわぬき」と称しているのも、通常のメニューよりもかしわや天ぷら、玉子などのネタ(種) をたっぷりと増量したものを「種込み」と名乗っているのも、すべてこのお店が発祥の、釧路独自のそば文化なのです。
そんな歴史と伝統が認められ、2024年には「釧路のそば」は文化庁より「100年フード」として認定されました。
他に道内で認定されたのは帯広の豚丼やジンギスカン、石狩鍋などわずかです。


家族での団らんに、来客のおもてなしに、自分へのご褒美に。
ぜひ竹老園で釧路の歴史と風味を堪能してください。(ライター:さださん)
竹老園の詳細情報はこちら!




