早起きする価値あり!釧路空港マラソン
第2回たんちょう釧路空港ランウェイマラソン2026(愛称・釧路空港マラソン、同実行委主催)が6月20日、たんちょう釧路空港で開かれた。
昨年2025年に引き続いての開催。全国から集まった615人が霧に包まれた10㌔コースを力走した。
駆けっこ大好きな「ごめの目編集部員」も2年連続で出走。
スタート前からゴール後まで、つぶさに報告する。

道内唯一、国内でも3つしかないマラソン大会
釧路空港マラソンは現在、道内で唯一の空港マラソン。国内においてもたんちょう釧路空港のほか、阿蘇くまもと空港、萩・石見空港の3つしかない。飛行機専用の滑走路などを走る希少なマラソン大会だ。
釧路開催は航空機が離着陸する前の早朝に行われる。
参加者は夜中に自家用車やバスで釧路空港に向かい、日の出前に金属探知チェックなどの受け付けを済ませて号砲を待つ。
大会当日は夏至の前日で、日の出は午前3時43分ごろだった。しかし太陽を拝むどころか夜明けも感じらない。午前2時起床だったこともあり正直、眠かった。
気温も上がらず14.4度。レース開始直前まで服装に悩んだが、幸い風が弱かったので厚着はせず、長袖長ズボンで臨んだ。
非日常の景色を駆ける
午前4時45分にスタート。
大型の除雪車や消防車を見ながら、普段は絶対に立ち入ることができない滑走路へ。


凹凸のある特殊な舗装を感じながら、カラフルな誘導灯や滑走路に書かれている数字など、非日常的な光景も満喫した。
アップダウンがまったくなく、ずっと平地を走れることも空港マラソン大会ならではの醍醐味。「空港、走ったさ」と家族や仲間に話す自分自身を想像すると、自然と笑みがこみ上げてきた。
中間地点付近5・5㌔の給水所では、自衛官から「あと半分です!」「ナイス!ラン!」などの激励とともにスポーツドリンクを受け取った。力が湧いた。

霧の中、声援を力に完走
後半に入っても霧は晴れない。
数百㍍先にあるはずのターミナルビルさえ見えなかったが、太陽が昇るにつれて、目の前の視界は徐々に明るくなり、気分も上向きになった。
スタートからゴールまで、切れ目なくコース上に立つボランティアの皆様は午前2時から準備をしていたという。元気いっぱいの声援に感謝しつつ駆け抜けた。
途中、記念撮影をしながら、1㌔5分前後のラップタイムを刻み、52分17秒で完走。今季、初戦としては納得の走りに、ゴールゲートをくぐってコースに一礼した。
冷えた体にあたたかい参加賞
ゴール後の気温は、午前6時になっても14.8度。依然として寒いまま。
参加賞のご当地グルメは、ザンタレバーガーを選んで、ホットコーヒーと一緒にいただき、心身を温めた。
ありがたかったのは、定期便を運行する航空各社が機内スープを提供してくれたこと。飲み比べたスープの一杯一杯が、五臓六腑に染み渡った。
ごちそうさまでした。


特別な体験を観光資源に
主催者発表によると、道外からの参加者は123人。東京都や大阪府、遠くは沖縄県からの出走もあったという。
参加費7000円(税込み)で、釧路市街と釧路空港を結ぶ予約制の往復バスを利用する場合は別途4000円がかかる。
国内の10㌔コースのマラソン大会としては割高だが、「滑走路を飛ぶように走ろう!」を合い言葉に、特別な体験ができる喜びは、筆舌に尽くしがたいものがある。
釧路ならではの健康と観光を掛け合わせた「ヘルスツーリズム」として定着し、末永く続くことを期待したい。(編集部:山本雅之)




