鉄オタの世界①「撮り鉄」

瞬間の絶景を求めて
釧路市内在住の「鉄道大好きおじさん」です。ごめの目で、鉄道趣味の楽しさを伝えていきますので、軽い気持ちで見て読んでくださいね。
鉄道趣味といってもさまざまなジャンルがあります。私は「乗り鉄」「呑み鉄」「時刻表鉄」「廃線跡鉄」です。
そこで第1回目は撮り鉄の世界です。カメラやスマホなどで列車をひたすら撮る方たちで、撮り鉄の方々とお話をすることがあります。私は撮り鉄ではありませんので「じゅんこう」とか「けいしきしゃしん」などという言葉を聞き、頭の中に?がたくさん浮かびました。
「じゅんこう」とは順光のことで列車に太陽の光がしっかりと当たっている写真です。「けいしきしゃしん」は形式写真のことで、斜め45 度前方から被写体の車両のみを狙い、できれば三脚を使ってカメラを固定して前から後ろまでピントと合わせます。商品のカタログ写真のような写真で、もちろん順光でなければいけません。
もう20 年も前のことですが、太平洋石炭販売輸送(旧釧路臨港鉄道)やJR 北海道のSL冬の湿原号の撮影ツアーを釧路市や標茶町などで企画しました。時間割案をつくり、撮り鉄仲間に見てもらいました。「この時間だと、順光ではなくて形式写真がとれないから時間をずらして」と指摘されたことがあります。
撮り鉄の方々の中には風景の中の列車を好んで撮影する方もいらっしゃいます。時間をかけて野山を駆け巡り、絶景のポジションを確保します。バックに山や海、手前に雪原や花畑を入れたりします。また、光加減も重要で、朝日と夕日の光線を浴びた列車を主に撮影している方も。
このような方々は、ロケハンと言われる、撮影前に該当する列車に乗り、撮影場所を探す作業を行います。私のように「ただ列車に乗ってボートしている時間が好き」とは違い、目を皿のようにして窓に流れる景色を追い撮影ポイントを見つけだします。
最も撮影が難しいのはSL(蒸気機関車)です。黒くもくもくした煙は迫力満点ですが、すべての区間でそのような状態ではありません。駅を発車する際、登り勾配の場合には、もくもくのケースが多いです。しかも、順光でなければならず、強風では煙が〝立た〟ないのでだめです。だから撮影ポイントは意外に少ないのです。

風がなく登り勾配に挑むSL はもくもくと煙が立ち上がり、しかもその煙に太陽の光が当たってキラキラ光るシーンを撮影すると撮り鉄のみなさんは、すっかり魅了され「もっといい写真を」と撮影場所に通うことになります。SL の撮影は魔物のようなものです。(鉄道大好きおじさん)



