伝えたい「蔵」の記憶(13)真砂町倶楽部
2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。
2012.10.29
「真砂町倶楽部」とは生涯学習センターで開催された市民大学終了者の同好有志の市民サークルです。明治34年11月14日に発生した洲崎町真砂町大火は、記録によると、660戸焼失、死者3人の被害と伝えられ、当時の中心市街地の全てが焼失しました。
焼失した街並みを資料で再生し発表をした有志で発足した真砂町倶楽部は、熱弁で感動を与える講師の寺島敏治氏、年齢を感じさせない探究心の藤原芳夫会長、いつも元気な自称若手の園田幸枝、奥山英子、渡辺晶子さんらの女性軍により支えられ、今年で11年です。
講座の資料に掲載された明治23年の「武富善吉」原田康子の曽祖父「原田幸吉」料亭「喜望楼」など当時の真砂町の様子を伝える「北海立志図録」を見た時の新鮮な感動と、焼失を克服した先人のバイタリティー、地図を片手に当時の真砂町の様子を語る講師の郷土史家寺島敏治氏の熱弁は、講座参加者に未知へ探求心を与え、日頃釧路の歴史に関心を持たない主婦にも感動が伝わりました。
木造3階建ても見られた「明治23年の根室散策」釧路港発展の原動力安田の「アトサヌプリ硫黄山散策」明治初期の道東開拓の記憶を伝える「厚岸太田屯田」などの未知への散策は参加者に探求心と感動を与えます。
黎明期の釧路の記憶を伝える真砂町の街並みは、時代を超えた今でも開拓時代の活力と夢を今に伝えています。




