続・蔵の記憶1「パレスボウル」
2012年から釧路新聞の文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい『蔵』の記憶」。14年にわたり紙面上で釧路の歴史を丁寧にたどってくれました。
ごめの目ではこの連載のアーカイブを公開しています。
(アーカイブの目次はこちら)
そしてこのたび木村さんによる「蔵」の続編が始まります。
あらためて釧路の歴史と記憶に触れていく連載をお楽しみください。
昭和47年の釧路
昭和47年の釧路は、
・釧路の発展の記憶を伝える市制50周年記念式典
・近代的な商店街へ変貌した北大通都市改造事業完了
・釧路、東京間を結ぶフェリー「まりも」就航
など20万都市釧路の活況を伝える多彩な広告が新聞に掲載されています。

写真は、昭和47年11月25日釧路新聞に掲載されたパレスボウルのオープンの広告です。
「釧路のビジネス街が華麗に変身!『本25日午後1時・64レーンopen・道内2位の規模…ボウリングの殿堂誕生』」と謳っています。
あいさつ文の中では、昨今ボウリング事情は過剰と言われているが、文化の場、レジャー場として顧客に満足させると決意を述べています。
釧路のボウリングブーム
釧路でのボウリング場の始まりは、昭和41年3月9日、「機械がボーラーをコーチします」と謳い、16レーンの釧路東映ホテルボウリングセンターがオープンします。
会場に響くピンの音、ボーラーの喜びの歓声は、釧路市民に斬新なレジャーの文化を伝えます。
その後、
・繫華街の川上町に釧路ボウリングセンター
・昭和46年3月、北大通商店街に映画館を併設した釧路須貝ボウル
・46年12月、鳥取大通に十条ボウル
がオープンし、釧路市民のボウリング熱は沸騰します。
さらに昭和47年、ボウリング熱は一層加速します。
・昭和47年5月太平洋スカイボウル
・11月幸町に釧路パレスボウル
・大川町にショーコーボウリングセンター
・12月幸町にオリエンタルボウル、黒金町にパルコエースボウル
と、ボウリング場が先を争うようにオープンします。
昭和47年の釧路のボウリングブームは、テレビに映る女子プロボーラー「さわやかリツコさん」が社会現象と呼ばれるのに対応するかのようなボウリングブームだったのです。




