伝えたい「蔵」の記憶(491)あふれる街の熱気
2012年から釧路新聞・文化欄で連載された木村浩章さんの「伝えたい「蔵」の記憶」を全回数分デジタル掲載します。屋号などの特殊文字については仮名表記に修正。見出し、本文、写真につきましては掲載当時のままとさせていただきます。
2026.3.2
昭和47年の釧路市は、釧路港水揚げ3年連続日本一と、太平洋炭鉱、紙パルプの活況の中で、釧路西港計画も期待され、「発展・拡大」と云う名がピッタリであつた、と戦後史ノート(釧路新書)に記述されています。

写真は、北大通都市改造事業が竣工した近代的な商店街を浴衣で踊る第25回釧路港まつりの3千人大パレードです。「沿道をうめる5万人」「大通りに一大絵巻」と溢れる街の熱気を昭和47年8月6日の釧路新聞が報道しています。
都市改造事業が竣工した北大通6丁目から釧路駅までの北大通商店街は、古い木造店舗が高層化された近代的な商店街に整備され、金融・保険業の店舗もあらわれます。
北大通6丁目はボーリング場と映画館も備え、白川玩具店、ミヤケカバン店などの老舗が軒を連ねる釧路6丁目ビル、千秋庵、老舗の佐藤印舖、杉本園茶舗、拓殖銀行、日本生命が並びます。
7丁目は、西屋ふとん店、靴とスポーツ用品の丸栄中田、老舗稲葉製麺などと富士銀行。8丁目は、菓子の浦田、青木荒物店などの小売店が並び中に北海道銀行が見られます。
9丁目は釧路商工信用組合本店、上林ビル,岩崎電気、仏具の善光堂、早川時計店。10丁目は、北陸銀行を取り巻くように青木商会、靴の秋田河、明治生命、安田生命が見られます。
11丁目は、雑貨卸の新海商店、紳士の佐々木洋品店。12丁目は秋田銀行、東家本店、老舗水野商店、たかの食堂。13丁目は野村證券、住友生命、北海道相互銀行、坂本病院、チャンピオンパチンコが見られます。昭和47年の北大通商店街は街並みの変貌を伝えています。




